株式会社BBE 代表取締役 大本 英正
高齢者とタクシー運転手が多い芸能事務所?!面白いことを考え続け、勇気や希望を世の中に発信し続ける芸能プロダクションBBE。大本社長に迫る。
大本 英正(おおもと ひでまさ)社長
芸能×タクシー運転手とは
直木賞作家の志茂田景樹の息子の下田大気さんが元々私の先輩でして、彼も芸能事務所をしていました。そんな中突然「タクシードライバーになるからお父さん頼んだ」と言われた事がきっかけで、彼のお父さんと色々仕事をやらさせてもらうようになりました。
大気さんの方はタクシードライバーを実際にやり始めて、そこで結構成功したんです。
私は飲食店をやったり、武蔵野市の市議会議員をやってたりというのもありまして、そういった様々な経験の中で「タクシードライバーという仕事は芸能を目指しながら働くことに向いている」と思ったんです。
タクシードライバーの働き方は月12、13日乗務で月給を稼げます。つまり空いた時間は好きにしていいんです。お給料形態としてははドライバーに売り上げの6割です。タレント事務所も概ね売り上げの6割なので、給与形態も似ていますよね。
世の中には俳優をしながら、別で就職したり、バイトしたりと色んな人がいます。特に東京はエンタメ目指してくる人も多いじゃないですか。若くてやる気があって楽しい人が多いですが、みんなお金がないんです。
それってリアルな部分で、芸能の仕事が入っても「生活費が支払えないからバイト優先します」となると本末転倒じゃないですか。でも実際、過去にそういう人がいたんです。
「なんかもったいない」こう感じました。
そういった事もあり、そこら辺でバイトするよりはタクシードライバーの方が稼げますし、社員としても雇ってくれるので保障がしっかりしています。
タクシードライバーをしながら芸能、有りだな。と確信につながり今の事業が始まりました。
現在はタクシーの人材紹介、コンサル業をしています。芸能目指している子たちでやる気がある子達を紹介して、同時にタクシードライバーをすることによって収入を得て夢を目指す、それは一つありだなと。
ご自身もタクシーを運転していたことはありますか
あ、僕は運転が嫌いなのでしたことはないです(笑)
運転がすきだったり、タクシードライバーが仕事として合っていれば鬼に金棒じゃないですけど、良いですよね。
合わない事を無理矢理することほどストレスはないですね。
今、新たに取り組んでいることはありますか
知り合いの経営者の人とお互い出資して会社をもう一つ新たに作る予定です。どんな会社かというと、このコロナ禍のタイミングで?!とよく言われるんですけど、飲食店を出そうと思っています。
きっかけは弊社所属の「中村ゆうじ」という元々大食い番組の司会をしていた者がいるんですけれども、食への拘りが凄いんですよ。
彼は小倉出身なんですが、小倉の美味しいグルメを東京に持ってきたい!と言うので、会社を立ち上げ、やってみようとなりました。
早速先週は小倉に行ってきて、食べ歩きをしてきました。美味しければ色々流行るかなと思うので、これからがすごく楽しみです。
タクシー運転手と芸能。この異なった2つの仕事に考えもしない親和性があった。今までにない新しい、そして面白い発想を次々に生み出し実行していく姿に心からワクワクした。大本社長の手がけるエンタメから目が離せない。